変圧器、コンデンサー等の絶縁油を使用した重電機器の廃棄に伴う低濃度PCB該当性判断方法ついて、環境省や電気機器メーカー等の判断基準にバラツキがあるためお客様に混乱を招く事態が懸念されております。
弊社では絶縁油を使用した電気機器廃棄処理受入の際に、関係各所の基準に準拠し下記のとおり判断基準を定めて運用してまいりますのでご案内いたします。
環境保全に伴うコンプライアンス順守のため、皆様のご理解とご協力をお願いいたします。

電機器の廃棄に伴う低濃度PCB該当性判断方法

絶縁油を使用した変圧器 

※1 または 2 の添付をお願いいたします。

  1. 2004年以前製造の物は、分析機関による PCB 検査報告書の添付
  2. 製造メーカー発行の PCB 不含証明書又は見解書(混入を否めない旨の記載がある物は無効)の添付及び、絶縁油交換を行っていない旨の証明書(様式不問)

絶縁油を使用したコンデンサー等 

※1 または 2 の添付をお願いいたします。
※絶縁油封じ切り機器に関しても同上

  1. 2004年以前製造の物は、分析機関による PCB 検査報告書の添付
  2. 製造メーカー発行の PCB 不含証明書又は見解書(混入を否めない旨の記載がある物は無効)の添付

飯盛商店の見解

環境省の HP では、変圧器はすべて、及び 1990 年製までのコンデンサー等絶縁油封じ切り機器はPCB濃度測定を行うこととし、1991 年製以降のコンデンサー等絶縁油封じ切り機器は汚染の可能性はないとされております。

しかしながらコンデンサーメーカーのニチコンでは 2004 年製のコンデンサーより低濃度 PCB が検出された事例が報告されており、他メーカーや廃油業界からの要請、関係機関・団体等の情報を総合的に勘案して弊社の基準といたしました。

2005 年製以降の製品でも、メーカーの証明ができないものは分析機関による PCB 検査報告書の添付をお願いします。

環境省:http://pcb-soukishori.env.go.jp/teinoudo/about/method.html
ニチコン:https://www.nichicon.co.jp/business/capacitors_power_equipment/pcb/eco03/
日本電機工業会:http://www.jema-net.or.jp/Japanese/pis/pcb/pdf/houkoku.pdf